性と恋愛 意識調査2025

はじめに

国際協力NGOジョイセフは、SRHR(セクシュアル・リプロダクティブ・ヘルス/ライツ:性と生殖に関する健康と権利)の啓発プロジェクト「I LADY.」(http://ilady.world/)の一環として、2019年から2年に1度、「性と恋愛に関する意識調査」を実施しています。 このページでは、15-29歳の日本の若者(4958人)と30-64歳の大人(4060人)から回答を得た2025年の結果を、5つのテーマ別に紹介しています。

調査概要

対象日本国内在住の15-64歳 9,018人 ※高校生以上
  • 15-29歳: 4,958人(男性: 1,853人、女性: 3,000人、その他: 105人)
  • 30-64歳: 4,060人(男性: 1,950人、女性: 1,950人、その他: 160人)
手法Webアンケート調査
期間2025年5月16日(金)-5月19日(月)
目的日本における恋愛、性、セクシュアル・ヘルス/ライツなど、パートナーとの関係性も含めた意識調査
※男性・女性は、エリア×性年代構成比を加味して割付回収。その他は各年代ごとに目標数を設定しています
※若者層は回答者数に男女の偏りがあるため、男女構成比が1:1になるようにウェイト調整をかけて集計しています
※複数回答の設問において、「回答したくない」、「この中に一つもない」はグラフ化の際に除いています
※ここでの性別区分は、回答者の回答に基づきます(男性・女性・その他から選択)。また既婚には法律婚・事実婚・パートナーシップ制度等を含みます
※同率順位の場合、一部のグラフでは「/(スラッシュ)」で区切って示しています

5つのテーマ別POINT

(1)リアルな恋愛・結婚・家族観

  • パートナーとの出会いは、若者、大人ともに第1位は「職場、バイト先、学校」と身近なコミュニティ。若者世代は「マッチングアプリ」が第2位に続いた。
  • 若者世代の7割は結婚したい、6割は子どもを持ちたいと回答。結婚したいがしていない、子どもを持ちたくない理由は、ともに「経済的不安」が第1位だった。
  • 恋人やパートナーに気に入られるために合わせてしまう割合は、若者世代は7割、大人世代では6割を超えた。
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(2)性・セックスの意識

  • セックスのイメージは、男性では「気持ちいい」が第1位となり、女性ではスキンシップや子づくりが上位にランクイン。
  • 恋人やパートナーとセックスに関する希望について話したことがあると回答したのは、両世代で3割程度にとどまった。
  • 性的同意を「絶対に大事だと思う」と回答したのは9割程度だった一方、「性的同意とはどういうものか、正直わからない 」と若者の4割、大人の3割が回答した。
  • 気が乗らないのにセックスに応じた経験は、若者世代で4割、大人世代で5割。既婚の女性では両世代で6割を超えた。
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(3)避妊・性感染症予防の本音

  • 避妊は主に「男性がするもの」と答えた割合が若者世代で5割、大人世代では7割。
  • 実施している避妊方法は、大人の8割がコンドームと回答し(若者は6割)、低用量ピルや緊急避妊薬を使用した経験のある割合も、若者の方が高かった。
  • 若者の2割、大人の4割が、妊娠を望まないセックスで「避妊しなかった経験がある」と回答。その理由は、若者では「避妊なしでも大丈夫だと思った」、「快感が損なわれる」が上位だった。
  • 低用量ピル服用の経験は、若者女性で3割、大人女性で2割となった。入手先は「クリニックや病院」が最も多く、若者女性の方がオンライン診療やインターネット購入を利用している。
  • 緊急避妊薬の存在を「知っている」と回答したのが若者7割に対し、大人5割に留まった。入手先は、「病院などで処方箋をもらった」が最も多く、若者の5割、大人で8割を占めた。
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(4)セクシュアル・ヘルスについて

  • 若者の性に関する情報源は、「インターネット・Webサイト」「動画サイト・SNS」が上位2つとなり、男性では「アダルトビデオ・サイト」が第3位に続いた。
  • 若者女性のうち自身のからだの見た目は「今のままでいい」と回答したのは3割未満だった。
  • 若者女性の4割が「定期接種またはキャッチアップ接種」によりHPVワクチンを接種している。接種を決めた理由は「親/保護者に勧められた」が第1位だった。
  • 子宮頸がん検診を、「定期的に受診している」「受診したことがある」若者女性(20-29歳)はそれぞれ2割程度で、大人女性よりも低い割合。受診しない理由では「受診にお金がかかる」「どんな検査をするかわからず怖い」が上位2つとなった。
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(5)自分の人生を決められるか

  • 学校で受けた性教育は「役立っている」と回答したのは若者の約半数、大人の3割未満であった。特に不足していた/もっと学びたかったと感じた内容としては「セックス」、「避妊」が上位となった。
  • 自身の姓について、「名字を変えるつもりはない」と回答した若者男性は4割だった。若者女性では1割弱だった一方、「名字を変えるつもりだ」「状況によっては変えてもよい」で半数弱を占めた。
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