SRHR DATA

実録!性にまつわるデータ集

セクシュアル・リプロダクティブ・ヘルス/ライツ(SRHR)にまつわる日本の現状をのぞいてみましょう。

  • 女性の避妊実行率(%)コンドームやピルなどの近代的避妊法

    出典:世界人口白書2019/UNFPA

    日本では男性用コンドームのような避妊具は簡単に手に入りますが、他の先進諸国に比べると避妊実行率は低くなっています。

  • コンドーム or ピル 15~49歳の女性の避妊法(%)

    出典:World Contraceptive Use 2019

    日本での避妊法は男性用コンドームが圧倒的に多く、他国に比べるとピル、IUD(子宮内避妊具)、避妊手術などの近代的避妊法はあまり普及していません。

  • 高校生のセックス経験率 2017

    出典:第8回 青少年の性行動全国調査2017

    性的関心や性行動の低年齢化、そして恋愛やセックスに興味がない若者。二極化ともいえる流れがありますが、女子高校生の5人に1人がセックス経験をしていることを考えると、早めの性教育が必要なことがわかります。

  • 10代の出産

    出典:平成30年(2018年)人口動態統計月報年計(概数)の概況/厚生労働省

    日本では高齢出産が増える一方で、10代で出産する女の子がたくさんいます。それが望まない妊娠だったというケースがあることも事実です。

  • 第1子の平均出産年齢

    出典:平成30年(2018年)人口動態統計月報年計(概数)の概況/厚生労働省

    1975年、日本における第1子の平均出産年齢は25.7歳でした。それから約45年がたち、5歳上がっています。

  • 人工妊娠中絶件数

    出典:平成30年度(2018年)度衛生行政報告例の概況/厚生労働省

    日本でも望まない妊娠による中絶が後を絶ちません。10代で年間1万3600件以上、40代で約1万6000件近くの数字に。10代では妊娠した人の約6割が中絶しています。

  • 性器クラミジア 感染者数( 人/2018年 )

    出典:性感染症報告数/厚生労働省/平成30年(2018年)

    クラミジアは最も多い性感染症で、女性は自覚症状がないまま不妊の原因になることも。10代の感染者も多く、早めに治療することが大事です。

  • 梅毒患者 報告数( 人 )

    出典:性感染症報告数/厚生労働省/平成30年(2018年)

    梅毒は世界中に広くみられる性感染症のひとつ。日本ではこの10年の間に、男性は7倍以上、女性は11倍以上に患者数が増加しています。

  • HIV新規感染者 報告数

    出典:平成30年(2018年)エイズ発生動向年報/厚生労働省エイズ動向委員会

    2000年から比較すると、HIV新規感染者報告数は約2倍に。日本は先進国で唯一HIV感染者が増え続けているともいわれています。

  • 子宮頸がん検診受診率(%)

    出典:OECD Health Statistics 2019

    子宮の入り口のところ(頸部)に感染するHPV(ヒトパピローマウイルス)が、子宮頸がん発症に関係があるといわれています。そのためセックスを経験したら毎年検診を受けるのは欧米女性の常識。日本ではまだ検診率が低い状況です。

  • 第1子を高齢出産する女性

    出典:平成30年(2018年)人口動態統計月報年計(概数)の概況/厚生労働省

    日本産科婦人科学会の定義では、女性が35歳以上で第1子を出産することを高齢出産としています。日本では晩婚化に伴い高齢出産が増えています。

  • 不妊の検査や治療 を受けたことがあるカップル

    出典:第15回出生動向基本調査(2015)/国立社会保障・人口問題研究所

    一般的に、男女が妊娠を希望し、通常のセックスを継続的に行っているにもかかわらず、1年たっても妊娠が成立しないことを不妊症といいます。晩婚化が進み、日本では不妊治療の需要が高まっています。