※一都三県除く
I LADY.プロジェクトは、これまでジョイセフが培ってきた知見を生かし、特に日本の10~20代を対象にSRHR(セクシュアル・リプロダクティブ・ヘルス/ライツ:性と生殖に関する健康と権利)に関する一人ひとりのアクションのきっかけをつくる活動です。
日本は、ジェンダーギャップが大きい、避妊法の種類が著しく少ない、マイノリティの権利が認められない等、SRHRの観点で多くの課題があります。このような状況で、若者が自分の人生を自分で選択するための情報と「気づき」を得る機会を、この出前講座では提供します。
ジョイセフ I LADY.が2023年に若者(15~29歳。全国5,800人)を対象に実施した「性と恋愛」意識調査では、性に関して「相談する相手が誰もいない」という回答が27%(3~4人に1人)に上りました。性に関する情報や知識は「ネットやSNS」から得ているという回答が最も多く、「学校の授業や教科書」は「恋人・パートナー」「友だち」に次いで4位(24.4%)でした。
また性的同意に関する設問では、「絶対に大事だと思う」との回答が90%を超えた一方で、「具体的にどういうものかわからないという」回答も40%を上回りました。こうした結果からは、若者が性や生殖に関することを自ら選択する際に、情報・相談先などのリソースにアクセスしにくい状況が伺えます。
→ I LADY.とは
→ 「性と恋愛」意識調査 2023(調査結果)
堅苦しさや照れが生じてしまいがちな「性」の授業。等身大に考えてもらいたいからこそ、I LADY.には、自分ごととして考えたり、書き出してみたり、伝えてみたりできるツールが揃っています。例えば、SRHR NOTEのチェックシートでこれまでの自分を振り返ってみたり、I LADY CARDを使ってグループでディスカッションしたり、ジョイセフ・エプロンを使ってSRHRの知識を伝えてみたり…。自分で考え、仲間と共有し、話し合うことから「気づき」が生まれていきます。
ジョイセフは、これまでも首都圏を中心に多くの大学等でI LADY.の講座を実施してきましたが、この「気づき」をさらに多くの若者へ提供してエンパワーするべく、日本全国の学校で出前講座を無償で実施します。ぜひこの機会を活用してみませんか?
~トピック例~
・I LADY./SRHR
・ボディイメージ/月経
・妊娠と出産
・デートDV/性的同意/パートナーシップ
・ジェンダー/セクシュアリティ
・子宮頸がん/HPV/性感染症
・世界のSRHR
などから選択可能。
■訪問期間:2025年4月1日~2025年11月29日のうち希望日(申込は2025年3月1日~)
■場所:日本全国※の中学校・高校・高専・大学など ※東京・埼玉・神奈川・千葉を除く(一都三県で講座をご希望の場合は、別途ジョイセフの講師派遣ページからお申込みください)
■費用:交通費・講義費・教材費(1冊 330円・税込)無料。
■応募条件:
→ お申し込みはこちら
https://forms.gle/HaJGVot9hYBikoQy6
※訪問できる学校数は、各月数校。応募多数の場合には、場所や希望日程等で訪問校を選定させていただきますので、予めご了承ください
【問い合わせ】ilady@joicfp.or.jp
【一都三県で講師派遣をご希望の場合の詳細ページ※当キャンペーンの対象外】https://www.joicfp.or.jp/jpn/know/srhr4all/human_resource/lecture/
■I LADY. プロジェクトについて
自分の人生、自分で決める。そんな”あたりまえ”をすべての人へ―
I LADY. は、特に日本の10~20代に SRHRに関する情報提供を行い、アクションのきっかけをつくるジョイセフのプロジェクト。
「I」 Love yourself, Act yourself, Decide yourself…
自分を大切にし、自分から行動し、自分の人生を自分で決めるライフスキルを持ったI LADY.に生きる人=「I LADYist」を増やしています。 https://ilady.world/
■SRHRについて
SRHR(セクシュアル・リプロダクティブ・ヘルス/ライツ:性と生殖に関する健康と権利)とは、自分の体、性や生殖について、誰もが十分な情報を得られ、自分の望むものを選んで決められること。そのために必要な医療やケアを受けられること。私たちが心も体も健やかに、自分らしく充実した人生を生きるうえで欠かせない「基本的人権」です。
■国際協力NGOジョイセフについて
ジョイセフは、世界のどこにいても女性が健康で自分の人生を自分の意思で選択できる社会をめざし、主に、SRHRを推進する、1968年に日本で誕生した国際協力NGO。国連、国際機関、現地のNGOや地域住民と連携し、アジアやアフリカ、そして日本で、SRHRの情報とケアを届ける支援活動を行っています。ウェブサイト:https://www.joicfp.or.jp/